主な栽培品目:桃、ぶどうKazama Hirohumi
チャレンジ精神は発展への原動力。
土と水と光のことを考えながら
生涯勉強。
●「農」への基本姿勢
大卒後、教科書の編集者として「ものづくり」に関わってきたことは私の財産。既存概念にとらわれすぎず、新しい技術や有益資材の導入、作業のアウトソーシング化などへの柔軟な取り組みは、時に採算面で経営を圧迫することもあるが、失敗から学ぶ教訓はかえって大きく、得るものも多いと確信している。チャレンジ精神は発展への原動力となる。
「農」はいきものへの観察力にほかならず、基本、植物に対して受動的ではなく能動的なものであり、「育てている」のではなく「生かしてもらっている」のだと最近強く思う。
●「果実」への情熱
拠点である山梨県笛吹市八代町は桃とぶどうなどの果実の一大産地。その恵まれた栽培環境からもたらされる果実は他産地の追随を許さない逸品になりえるもの。さらに、持てるポテンシャルを最大限に引き出す管理によって、果実そのものが一段と引き立ちます。
キャリアからいえばまだ発展途上ですが、まるでわが子を見守るかのように優しく、時には厳しく、土と水と光のことをいつも考えながら、生涯勉強という気持ちで取り組んでいます。
●「地域」とともに
私が今ここにあるのは地域の皆さんに支えていただいているお陰。だからこそ、農事組合法人アグリONEの活動を通じて、地元への感謝、恩返しをしたいという思いが私の中には強くあります。そして、生産する果実を通じで、家族とともに山梨にぎわい園を発展させていくのが私の使命だと感じています。